最初のときめき

第一印象はただの陽気な人。

 

会話の輪の中にいつもいる人で、顔見知りではあるがそれ以上のものも特別なかった。

 

うちの宿の小上がりでいつものようにお酒を囲んでいた時、たまたま玄関で2人で話す機会が出来た。

彼はかなり酔ってたと思うし、覚えてないだろう。

 

 ちょうどいい距離感で、少しトーンを落とし視線を合わせて話してくれた

どうしてここで働いているんですか?

そんなようなことを聞かれて、話している途中に彼は同僚に呼ばれてしまいまた輪の中に戻ってしまった。

 

また話したい。

 

あの時から私は意識するようになった。